「転職して成功したい」と思っても、応募先の企業から内定をもらえなければなにも始まりません。理想の転職先から内定をもらえるよう、事前にしっかりと対策することが大切です。まずは、しっかりと自己分析を行い、譲れない条件を明確にしてから応募先を選ぶようにしましょう。また、スムーズに内定を獲得するためには、応募先との相性も重要になってきます。自分の希望やスキルと応募先企業の求める人物像が一致しているかどうかも確認しておくと良いでしょう。
内定を獲得するためには、まず書類選考の突破を目指します。転職活動で必要となる応募書類は、履歴書と職務経歴書です。郵送する場合は、添え状も用意します。ITエンジニアの場合、Web応募のケースも多いでしょう。転職活動をすると決めたら、まずWeb履歴書を作成することをおすすめします。採用担当者が応募書類のなかで特に注目するポイントは志望動機欄です。志望動機はどこでも通用する内容ではなく「この会社だからこそ入りたい」という熱意を示すことで、採用担当者の心を動かせるかもしれません。自己PRは、自分がどれだけ会社の役に立てるかという内容につなげるのがポイント。そのほか、記載年月日に間違いがないか、応募先企業について触れるときは「貴社」を用いているか、誤字・脱字はないか、といった点にも注意を払いましょう。なお、郵送する際は封筒に赤字で「履歴書在中」と書いてから送るようにします。封筒は、白色の封筒を利用するのがマナーです。
書類選考を通過したら、いよいよ面接です。面接でよく聞かれる質問としては、自己紹介・転職理由・志望動機・自己PR・逆質問があります。面接本番は多かれ少なかれ緊張してしまうもの。事前に回答を用意しておけば、緊張しながらも冷静に受け答えができるでしょう。面接中は、はきはきと明るい表情で対応することを心掛けるのも大切です。姿勢が悪いと自信がなさそうに見えてしまうため、背筋を伸ばすことも意識しましょう。また、身だしなみもその人の印象を左右します。スーツが汚れていないか、シャツにシワが寄っていないか、革靴はきちんと手入れされているかなど、事前に確認するようにしてください。髪型は清潔感のあるスタイルで挑みましょう。身だしなみを重視する面接官のなかには、爪をチェックする人もいます。指先から1mm程度の長さに切り揃えておくと安心です。
目指す職業のキャリアパスを知ることは、今やりたい仕事を見つけるだけでなく、将来なりたい自分をイメージする助けになります。ITエンジニアのキャリアは、プログラマからスタートし、システムエンジニアを経てプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャに昇進するのが一般的です。しかし、管理職ではなく技術職のまま専門性を高める人や、エンジニアとしての経験を生かして独立する人がいるなど、他にもいくつかの選択肢があります。
一般的な成功の定義というものはあっても、それが全ての人に当てはまるとは限りません。ITエンジニアが転職で成功したいなら、目先の年収や労働条件を劇的に改善することを最優先にしないほうがいい場合もあります。将来なりたい自分になるためにはどのようなステップを踏めばいいのかを考え、長期的な目標を立てましょう。そうすれば、ITエンジニアとして本当に成功するため、転職に何を求めるべきなのかがはっきりしてくるはずです。
フリーランスになって何を成功と呼ぶのかは、その人が何を目標としているかによって大きく異なるかもしれません。あえてフリーランスの成功を定義するならば、収入面や生活面の大きな変化を挙げることができるでしょう。会社の力に頼らず、自分の力で大きな利益を生み出すことができるようになれば、それは大きな成功と呼べます。また、好きな仕事だけを選んで稼げるようになるまでに成長すれば、フリーランスとしては大成功です。